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楽しかった週末。   

2010年 02月 01日

昨夜、職場の管理者から電話があった。
職場でロタウィルスらしきものが流行ってしまい、
利用者の3分の2くらいがダウンしているために
今日は急きょ仕事休みとなった。
休みでゆっくりしており、
書きたいネタもあるので久々に文章を書こうかなと。


30日(土)、路上パーティー当日。
朝から、母、今の職場の上司、うちの部屋の管理人
に手伝ってもらい、路上パーティで出すおにぎり作り。
合計、約80~100個のおにぎりを作った。
それから現地入り。
こういうイベントは初めてでドキドキした。
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現地には、一緒に企画をしていた仲間や、その友達、
出演バンドマン、そのバンドのファン、
それから天王寺公園に来るお客さん、
天王寺公園でたまってるおっちゃん達が集まっていた。
それに加えてライヴの音量がデカイとのことで、
公園課のおっちゃん達がクレームに来て、
さらに公安警察まで加わった。
多くの観衆がいる中でライヴスタート。
皆が酒飲みながら踊っていた。

16:00~サウンドデモ出発。
気が付いたら警察がいっぱいおって、ビックリした。
デモ隊が30人くらい。
警察100人以上。
警察にまるで守ってもらうかのように
(実際は守ってくれへんけど)デモ隊出発。
合計3キロくらいをリアカーにサウンドシステム
積んで、皆で踊りながら酒飲みながら歩いた。楽しかった。

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ちなみに私は、最近までこういうデモの存在を知らんかった。
『デモ』といったら、親に昔ついて行って参加していた
赤いはちまき巻いて「おー!」ってもんやと思ってた。
大人になってからはデモにあまり興味も持てなかったし、
シュプレヒコールっていうのにもピンとこなかった。
「戦争反対」とかはもちろん賛同してるし、
もっと生きやすい社会にすればいいとも思ってる。
草の根運動はとても大事だと思うし、
生活の中で自分のできることからやっていくことがいいことやとも思う。
でも、どうしても「われわれは闘うぞ、おー!」っていうのは、
あまり自分の中に入ってこず、
自分の言葉でないなあと思っていた。
皆で同じ言葉を繰り返すことにすごく違和感があって、
内容には賛同していても、
なんとなく賛同できないなあと思っていた。
帰国してから、何回かデモに行ってみたけれど、正直面白くなかった。
多分、この自分にとって「楽しいかどうか」ってのも重要なんやろうと思う。
なので、今回のデモに参加してみて、「なるほどー。」と思った。
私の今までの考えを総括してくれた感じのスタイルでとても面白かった。


昨年、世界を旅行して色んな国に行ったけれど、
一番活気があって楽しかったのは、路上。
市場、屋台。
広場での路上パフォーマンス。
道でたまってる人達との会話。
屋台は安くて美味かった。
買い物をするときの会話で
文化や生活を感じることができて、
とても楽しかった。
帰国して、日本の路上は活気がないなーと思った。
それは過剰な管理のため、ルールが多すぎて、
許可がないと路上で騒げない。店も出せない。
そういうのが原因みたい。
そもそも、路上(土地)は本来誰の所有物でもない!
もっと簡単に皆で、パーティしたり、集ったりできたら
どんなに楽しいだろうか。
そういう場で、言いたいことを自分の言葉や表現方法で
表せたらええんやな、と思った。


「新しい反資本主義の、
これまでの運動とのちがいは、
まるでお祭りやカーニヴァルの
ようなアピールの形式、警察の
弾圧をかわすための「とぼけた
戦略」(道化師の格好をするとか
花を配るとか)の採用をみれば
明らかだ。」
(エセキエル・アダモフスキー)

「ナショナリストたちから
領土を勝ちとる唯一の方法は、
子どもたちを勝ちとることである。
それは国家が存在しない土地に、
明らかに自由で、より愉快で、
より美しく、そしてより安全で、
リラックスできる充実した生活を
創りだしてはじめて達成できる
ことだ」(ディヴィッド・グレーバー)

ブログ『いるこもんずのふた。』より引用。

by noetabi | 2010-02-01 13:14 | 帰国後

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